2021.3.1
プレスリリース

フリマアプリ「メルカリ」、アリババグループの「淘宝(タオバオ)」・「閑魚(シェンユー)」にて越境販売を開始

〜中国最大のフリマアプリ「閑魚」と日本企業初の連携〜

 
株式会社メルカリ(以下、メルカリ)は、越境ECのインフラ構築サポートを提供するBEENOSグループの協力のもと、中国で最大のECプラットフォームを運営するアリババグループのCtoCマーケットプレイス「淘宝(タオバオ)」およびフリマアプリ「閑魚(シェンユー)」と連携し、中国における越境販売を開始いたします。

背景

経済産業省によると、2019年の越境EC市場規模は9,123億USドルであり、年平均成長率は約27%と市場の拡大が予測されています。また中国のEC化率は36.6%と世界平均の14.1%から大きく差をつけ、今後農村部のEC利用が本格化することでさらなる成長が見込まれています※1

メルカリは、「新たな価値を生みだす世界的なマーケットプレイスを創る」をミッションに、2019年11月より越境販売を開始しました※2,3。これまでの越境販売を通し、中国のお客さまからの需要があったこと、また中国市場のポテンシャルに鑑み、今回中国最大のマーケットプレイスを運営するアリババグループの「淘宝」「閑魚」にて越境販売を開始することを決定しました。

本連携開始によって、中国から「メルカリ」の一部商品を閲覧・購入することが可能になります。なお、「メルカリ」は日本企業として初めて「閑魚」と連携を開始しました。

※1:経済産業省(2020年7月)「令和元年度 内外一体の経済成長戦略構築にかかる国際経済調査事業(電子商取引に関する市場調査)」https://www.meti.go.jp/policy/it_policy/statistics/outlook/r1_betten.pdf
※2:フリマアプリ「メルカリ」、100か国以上での越境販売を開始 〜代理購入サービスを通じ、海外のお客さまにも販売が可能に〜(2019年11月)https://about.mercari.com/press/news/articles/20191115_crossborder/
※3:フリマアプリ「メルカリ」、東南アジア・台湾最大のマーケットプレイス「Shopee」と連携し、台湾での越境販売を開始(2020年8月)https://about.mercari.com/press/news/articles/20200812_shopee_taiwan/

「淘宝」および「閑魚」について

「淘宝」「閑魚」は、いずれもアリババグループが運営するECプラットフォームです。「淘宝」は中国最大級のCtoCマーケットプレイスであり、あらゆるカテゴリーの商品を網羅的に取り扱っています。「閑魚」は「淘宝」内の中古品取引用サービス「淘宝二手」を起源とし、現在は月間利用者数が9,000万人を超える中国最大のフリマアプリです。

取り引きの流れ

「淘宝」または「閑魚」上で中国のお客さまから注文が入ると、BUYEE公式アカウントが「メルカリ」上の商品を代理で購入し、検品・梱包後、中国のお客さまへ発送します。「メルカリ」の出品者は、これまで通りの配送方法と配送料でのお取り引きが可能です。
※BUYEE公式アカウントは、BEENOSグループが運営する代理購入用アカウントです。

実証実験について

2020年10月より、「淘宝」および「閑魚」にて実証実験を行いました。実証実験においては、開始初日に「メルカリ」の商品が購入される、想定より早く社内目標を達成するなど、中国のお客さまからの確かな需要がわかりました。また、中国ではライブコマースによる売買が盛んなことを受け、「淘宝」にてライブ販売も実施しました。今後も中国のお客さまならではの傾向に合わせた施策に取り組むことで、日本国内のお客さまにとってもより売れやすい環境づくりに邁進いたします。

メルカリは、これからも「新たな価値を生みだす世界的なマーケットプレイスを創る」をミッションに、より手軽で安心・安全なマーケットプレイスをグローバルに展開してまいります。