Board Evaluation

取締役会の実効性

Board Evaluation

取締役会の実効性評価の実施

メルカリは、取締役会に期待されている機能が適切に果たされているかを検証し、その向上を図っていくために、毎年、取締役会の実効性の評価を実施しています。

実効性向上に向けた2022年度の取り組み

2021年度の評価結果を踏まえ、以下の施策を実施し、取締役会のさらなる審議の充実と実効性の向上を図りました。

  • 取締役会がより戦略的な議論に集中できるよう権限委譲を進め、また、取締役会上程資料の体裁をより議論に適したものに改善する
  • 新任取締役のオンボーディング計画を改善する
  • 社外取締役と監査役の意見交換を活発化するため、適切な役割と会議体を設定する
  • 全社的な戦略の議論に必要と思われる情報の報告を増やす

2022年度取締役会実効性評価の実施内容

2022年度の取締役会の実効性評価の概要は以下のとおりです。

評価プロセス

2022年度の取締役会の実効性評価の具体的な評価プロセスは以下のとおりです。

  • 実効性評価の実施方針の検討(2022年2月)
    • 2022年度の実施目的
    • 実施手順
    • 実施スケジュール
    • 評価対象項目
  • 取締役及び監査役への事前ヒアリング並びにアンケート配布(2022年2月、7月)
  • 事前ヒアリング及びアンケート結果を踏まえた取締役会におけるディスカッション(2022年3月、8月)
  • ディスカッション結果を踏まえた改善計画の報告(2022年3月、9月)

評価項目

評価項目は以下のとおりであり、レーティングによる定量評価及び自由記載コメントによる定性評価を行いました。

  • 取締役会の開催時間
  • 決議事項の審議時間
  • 決議事項の説明
  • 報告事項の説明
  • 取締役会外のフリーディスカッション
  • 取締役会内での指摘事項への対応
  • 報告・討議事項の議題設定
  • 議論の付加価値
  • オンボーディングの質・量
  • 事前説明の実施
  • ステークホルダーとの意見交換
  • 社外役員間の意見交換
  • 総評

評価結果と改善計画

評価の総評としては、当社の目標とするモニタリングボードに向けた改善取組(審議時間の延長、オフサイトの実施等)が評価されました。また、取締役会のさらなる審議の充実と実効性の向上のために、今後、以下の取組みを推進することを決定しました。

  • ロードマップとの繋がりを意識して事業戦略、ESG戦略を集中的に時間をかけて議論する機会と場の創出
  • 討議すべき経営アジェンダや戦略テーマを参加者が頻繁に主体的に提言できるメカニズムの構築・運用
  • 活発かつ円滑な討議を実現するための運営方法・資料形式の継続的な改善
  • 新任取締役に対するオンボーディングの更なる充実化

 

当社は、今回の取締役会の実効性評価結果及び各取締役からの様々な提言を踏まえ、引き続き取締役会の実効性向上に取り組んでいきます。

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