この取り組みを通じて目指すゴール: Goal:
世界中の多様なバックグラウンドを持つ人材がポテンシャルを最大限に発揮して働ける環境を整えることで、持続的に成長できる企業としてあり続けます。
ミッション達成のために、メルカリが最も重視しているのが「人」への投資です。
私のCHROとしてのコミットメントは、その投資対効果を最大化することです。
その大方針として「世界中の多様なタレントの可能性を解き放つ組織を体現」することをマテリアリティに掲げています。
「世界中の多様なタレント」について、メンバーの多様性は、創造力の源泉です。メルカリは世界中のプロフェッショナル人材を市場競争力のある報酬水準で獲得し、継続的な学習の機会を通じて育成していく方針で、現在約50ヶ国の優秀なメンバーが在籍しています。特にエンジニア組織の約50%以上が外国籍メンバーです。
「可能性を解き放つ組織」については、常に大胆な挑戦を促すための仕組みがあります。バリューに基づいて「ミッション実現に向けた大胆なチャレンジをしているか?」や「失敗や成功から素早く学んでいるか?」をあらゆるシーンでメンバー全員が徹底的に問いつづけています。その結果が、後述する「これまでの10年でメルカリが実現してきたこと」に表れていると言えます。
バリューの発揮度に応じた大胆な抜擢・登用の機会を増やし、属性に関わらない競争力のある報酬を実現するための仕組みも整えています。後述する男女間賃金格差の解消は、この方針に沿った判断です。
メルカリは、これから「メンバーが発揮する長期的なバリューの総量が最大化されるような投資判断」に一層のメリハリをつけていきます。そのために「バリューに基づいてメンバーに期待するアクション」をカルチャーとして明文化し、常にアップデートを続けています。これがメルカリにとっての「人」に対する具体的な投資判断基準になります。
執行役員CHRO
木下達夫
創業10年を節目に、新たなグループミッションを策定。ミッション達成に向け、D&Iは不可欠なものとして推進を継続し、ジェンダー平等に関するグローバル認証「EDGE Assess」を日本企業として初めて取得。男女間賃金格差の解消に向けた是正アクションも実施。東京オフィスを「Mercari Base Tokyo」としてリニューアル。Mercari Indiaも設立し多様な人材・拠点による開発力を強化。
働き続ける上での不安を減らすためにダウンサイドリスク*を会社がサポートし、Go Boldに働ける環境を後押しする制度として「merci box」を2016年に導入、適宜見直しながらニーズにあったものを提供。
*ダウンサイドリスク:誰もが人生の特定のタイミング等で直面する可能性があるもの。可能な限り個人で努力をしたとしても、個人の負担で乗り切るには精神的にも経済的にも負担が大きく解決策も限られ、仕事へのパフォーマンスに影響を及ぼすもの
個人・組織のパフォーマンス最大化につながるよう、多様なバックグラウンドを持つメンバーが活躍できる環境を整えるために2021年に導入した人事制度。
オンライン、オフラインに問わず組織が一体となり、ミッションの達成に向けて社員同士がコミュニケーションをより深めることを目指し、2022年9月に東京オフィスを「Mercari Base Tokyo」としてリニューアル。オフラインで集まって業務を行う際に活用できるプロジェクトエリア、社員同士が気軽にコミュニケーションを取れるラウンジスペース、裸足でリラックスできるスペースや個人用集中ブースなど、個人やチームが新しい働き方を実現させるさまざまなエリアを配置。
Circulate all forms of value to unleash the potential in all people