株式会社メルカリ(以下、メルカリ)は、サーキュラー・エコノミーを推進する団体を支援すべく、「メルカリ寄付」機能※1における寄付先団体の公募を開始いたします。この公募では50団体の追加を予定し、6月21日15:00まで応募を受け付けます。
※1:売上金(メルペイ残高)を希望団体に寄付できる「メルカリ寄付」機能を9月1日より開始(2020年8月)https://about.mercari.com/press/news/articles/20200827_mercari_kifu/
背景
近年、個人の寄付推計総額は7年間で約1.4倍に増加し※2、地域・社会課題解決に向けた寄付へのニーズが高まっています。メルカリでは、2020年9月より“モノを届けるだけではない、新しい社会貢献の形”として、「メルカリ寄付」機能を開始いたしました。寄付先は2自治体から始まり、現在では23の自治体・団体へと拡大しています。これまで包括連携を結んでいる自治体や被災地、主要な慈善団体等を中心に寄付先選定を行ってまいりましたが、今回お客さまの売上金※3の使い道にさらなる選択肢を提供すべく、新たに約50団体の寄付先を公募する決定をいたしました。
公募の対象は、サーキュラー・エコノミーに関わる団体および新たに事業を始める団体です。メルカリでは、サステナビリティ戦略※4において「循環型社会の実現」を位置づけているほか、これまでもサービスを通じた二次流通市場の拡大や、一次流通市場との連携を進めてまいりました。今後さらに「資源を採掘し、使って、捨てる」という従来の線型経済(リニア・エコノミー)ではなく、資源の廃棄を減らし、廃棄物も次の資源として活用する循環経済(サーキュラー・エコノミー)※5を推進するためには、企業だけでなくNPO団体など多様な組織の参加が重要だと考えているからです。
今回の公募はSDGs(持続可能な開発目標/Sustainable Development Goals)で掲げられた「つくる責任・つかう責任」にも呼応し、「メルカリ」というCtoCマーケットプレイスの枠を超えたサーキュラー・エコノミーや循環型社会の普及を目的としています。
※2:日本ファンドレイジング協会(2017年)『寄付白書』http://jfra.jp/research
※3:売上金等からチャージされたメルペイ残高のみ利用できます。有償/無償ポイントは利用できません。
※4:メルカリのサステナビリティ戦略( https://about.mercari.com/sustainability/strategy/ )
※5:従来の「大量生産・大量消費・大量廃棄」のリニアな経済(線形経済)に代わる、製品と資源の価値を可能な限り長く保全・維持し、廃棄物の発生を最小化した経済を指す(環境省より)
公募について
募集要項:https://merc.li/VMbFBJRJa
申請フォーム: https://merc.li/qYk8kuTna
「サーキュラー・エコノミー・リーダー」と「サーキューラー・エコノミー・チャレンジ」の2枠を募集します。
【サーキュラー・エコノミー・リーダー:25枠程度】
すでにサーキュラー・エコノミーの分野で活動している団体、および今後活動分野や地域でリーダーシップをとって展開をしていく団体向けの募集です。
メルカリとパートナーシップを結び、メルカリ側と意見交換が可能です。
【サーキュラー・エコノミー・チャレンジ:25枠程度】
新たにサーキュラー・エコノミーに対して、活動の展開を予定している団体向けの募集です。
新規事業(事業開始前から開始後1年以内)を対象とします。
申請受付期間:2021年5月28日(金)〜2021年6月21日(月)15:00まで
選考結果通知:2021年6月下旬~7月上旬を予定
※詳細については募集要項( https://merc.li/VMbFBJRJa )をご確認ください。
応募条件
【対象となる団体の法人格】
特定非営利活動法人(認定含む)、一般財団法人、公益財団法人、一般社団法人、公益財団法人、医療法人社団、医療法人財団、社会医療法人、学校法人、国立大学法人、公立大学法人、社会福祉法人、更生保護法人、独立行政法人、地方独立行政法人、農事組合法人
※選考を通過した団体は、寄付金の支払い処理のためメルペイの加盟店登録が必要です。
【対象となる事業・活動の例】
・製品と原料を使用し続けるための3Rやゼロ・ウェイストの推進
・ゴミ・汚染を出さない設計の普及
・シェアリング・サブスクリプションの推進
・再生可能な自然資源の循環促進
・サーキュラー・エコノミーや循環型社会に関する教育・啓発
メルカリは、今後もフリマアプリ「メルカリ」を通じ、社会に貢献する取り組みに尽力してまいります。