新型コロナウイルス感染症に罹患された方々には心よりお見舞い申し上げますとともに、一刻も早い事態の収束と、現在闘病されている方々の回復をお祈りいたします。
株式会社メルカリ(以下、メルカリ)は、在宅時間の充実に寄与する「メルカリ」の出品1個につき10円をメルカリが寄付する「Stay Home & Share Smiles」プロジェクト※を通じ、新型コロナウイルス感染症に係る支援策に取り組む9つの団体に、総額約4,700万円の寄付を決定しました。
※メルカリ、新型コロナウイルス感染拡大に伴う外出自粛の長期化を受け、寄付プロジェクト「Stay Home & Share Smiles」を開始(2020年4月)https://about.mercari.com/press/news/article/20200427_donation/
メルカリは、外出自粛要請の長期化を受け、私たちマーケットプレイスにできる社会貢献が「自宅での生活を少しでも豊かにするものを、必要な方に届けること」だと考え、本プロジェクトを実施しました。2020年4月27日から5月27日の期間中、約55万人のお客さまにご賛同いただき、出品数は450万品を超えたことから合計寄付金額は約4,500万円に達しました。なお、寄付先団体からの希望金額を鑑み当社から約200万円を追加拠出したため、最終的な寄付金額は46,917,200円に決定しました。
■寄付先団体の選定について
本プロジェクトは新型コロナウイルスの感染拡大に伴う緊急支援を目的とし、寄付先団体の選定基準を「迅速な支援を要する社会課題であるにもかかわらず、行政や民間の支援が十分に行き届いていない分野」としました。
また、メルカリはこれまで個人が自由に売り買いできるマーケットプレイスを通じて、個をエンパワーメントし誰もが豊かな生活を送ることができる社会を目指してまいりました。そのため、本寄付金の用途も「個のエンパワーメント」を軸とし、生活困窮に陥った方や、支援が必要な環境に置かれた子ども・若者を支援できる活動を対象としました。
なお、寄付先団体は「新型コロナウイルス感染症:拡大防止活動基金」において助成先団体の公募・審査などの運営業務を行っているREADYFOR株式会社様に協力いただき、メルカリおよび専門家を含めた委員会を組成し、議論の上で決定しました。
委員会メンバー(順不同)
・東北大学大学院教授 小坂健氏
・慶應義塾大学大学院 健康マネジメント研究科教授 堀田聰子氏
・NPO法人ETIC. 代表理事 宮城治男氏
・株式会社メルカリ 代表取締役CEO 山田進太郎
・株式会社メルカリ 取締役メルカリジャパンCEO 田面木宏尚
■寄付先団体(順不同、団体名:寄付金の主な用途)
1. 特定非営利活動法人 メドゥサン・デュ・モンド ジャポン:生活困窮者への支援
2. 一般社団法人つくろい東京ファンド:生活困窮者への支援
3. 特定非営利活動法人 フローレンス:子ども・生活困窮家庭への支援
4. 認定NPO法人Homedoor:生活困窮者への支援
5. 特定非営利活動法人 放課後NPOアフタースクール:中高生へのオンライン相談・教育支援
6. 認定NPO法人カタリバ:子どもへの支援
7. 認定NPO法人D×P:10代への相談支援
8. 一般社団法人Colabo:10代女性への支援
9. 特定非営利活動法人全国こども食堂支援センター・むすびえ:子ども食堂への支援
■委員会メンバーからのコメント
東北大学大学院教授 小坂健氏
メルカリの目的に合致するか、他からの助成が期待できないか、困っている人々に本当に有効に使っていただけるのかといった観点から精査し、助成額の再評価を行うなどきめ細やかな選定評価となったことを報告いたします。結果として、素晴らしい助成先が選定されたと思っています。
慶應義塾大学大学院教授 堀田聰子氏
「Stay Home」の呼びかけのなか、家を失い、生活の危機に直面する方々がいます。暮らし・つながりを支える団体の活動を通じて、笑顔が広がっていくことを、心から祈っています。
NPO法人ETIC.代表理事 宮城治男氏
政府の支援等も届かず、困難を余儀なくされた方々を支える事業が選ばれました。思いを寄せてくださった皆さまに心より敬意を表します。
■今後について
6月下旬に寄付先団体への振り込みを実施し、以降各団体が寄付金を活用した支援を行います。寄付金の使用報告については、今後Webサイトにて随時公開いたします。
メルカリは、今後もフリマアプリ「メルカリ」を通じ、社会に貢献する取り組みを継続してまいります。
※メルカリの、これまでの新型コロナウイルスに関する取り組みは以下のサイトをご覧ください。
https://about.mercari.com/covid-19/