株式会社メルカリ(以下、メルカリ)は、2024年6月20日より越境販売の経路拡大に向け、韓国CtoCマーケットプレイス最大手「雷市場」(ポンジャン)を運営する株式会社雷市場と提携したことをお知らせいたします。
背景
メルカリは、中期的な経営戦略としてさらなるグローバル展開に力を入れており、2019年から越境販売を開始し※1、国内だけでなく海外のお客さまを含めた循環型社会の実現を推進しております。2023年2月には新たに越境EC事業者との連携を拡大し始め、連携企業数は累計で70社以上※2となりました。
また、2024年4月に海外のお客さまの多言語対応へのニーズに合わせて、Webページの多言語(英語・繁体字・中国語・韓国語)対応を開始※3し、よりスムーズに「メルカリ」をご利用いただけるよう取り組みを開始いたしました。韓国の中古取引市場は2023年に30兆ウォン(約3.4兆円※4)を超え、15年で約7.5倍成長しています。また2025年には43兆ウォン(約4.9兆円)に規模に拡大すると予測※5されています。
特に、韓国では「メルカリ」の商品でメンズファッションカテゴリーの取引が多く、日本限定版のキャラクターグッズや、トレーディングカードなども人気が高い傾向※6があり、韓国最大手のCtoCマーケットプレイスである「雷市場」(ポンジャン)との連携を行うことで、CtoC取引の国境をなくし、出品者と購入者の両方により豊かなリコマース体験の提供を目指してまいります。
※1:「メルカリ」、100か国以上での越境販売を開始(2019年11月)https://about.mercari.com/press/news/articles/20191115_crossborder/
※2:2024年5月末時点
※3:メルカリ、海外越境サービスの利用者向けWebページの多言語(英語・繁体字中国語・韓国語)対応を開始(2024年4月)https://about.mercari.com/press/news/articles/20240430_xbmultilingual/
※4:2024年6月19日の為替レート参照
※5:Korea Internet & Security Agency (KISA)の発表資料参照
※6:調査期間:2023年6月1日〜2024年5月31日、調査対象:「メルカリ」の代理購入サービスであるBuyeeを通じた該当期間の取引
概要
今回の連携により、韓国で「雷市場」(ポンジャン)のサービスを利用するお客さまはアプリに新設された「海外タブ」で「メルカリ」の商品を購入することができます。
なお、今回の連携にあたりまずは「雷市場」(ポンジャン)で最も多く取引されているファッションカテゴリーより連携を開始し、徐々に取引カテゴリーと品目を増やしていく予定です。
※アプリのイメージ
メルカリは、今後さらに国内だけでなく、さまざまなお客さまへ「メルカリ」での購入体験を提供することを目的としています。あらゆる属性のお客さまニーズへの対応に向け、利便性を追求することで、より多くのモノが循環し、誰もが新たな価値を生みだせる社会の実現を目指します。
「雷市場」(ポンジャン)について
「雷市場」(ポンジャン)は2011年にローンチした韓国を代表する中古取引プラットフォームです。2023年に約2兆5000億ウォン(約2,800億円※4)に達する年間取引額を記録し、スニーカー、ブランド品をはじめとするファッション商品やデジタル機器、ゴルフ、自転車などの趣味用品を取引する「ファッションおよび嗜好品中古取引アプリ」としての地位を確立しました。雷市場(ポンジャン)は「新しい技術が作るストレスのない中古取引体験」というミッションのもと、世の中のすべての物の価値が健全に循環する持続可能な消費文化を形成することに尽力しています。特に、独自の安全決済サービス「BungaePay(ポンゲペイ)」や、ブランド品の真贋鑑定、クリーニング、ポリッシングなど中古取引のトータルケアサービスを提供する「BungaeCare(ポンゲケア)」、中古スマートフォンの相場確認および買取・販売サービスなど、便利で安全な中古取引のための顧客革新を続けています。
Webサイト:https://bgzt.co.kr/
※4:2024年6月19日の為替レート参照