2023.11.8
プレスリリース

リユース人気カテゴリー「ファッション」における消費動向調査

フリマサービスが季節に関係ないオールシーズンの買い替えを促進
気候に捉われない「衣替えの消候化」が特にZ世代で顕著に

メルカリ総合研究所(運営:メルカリ)は、18歳〜57歳の男女600人を対象に「リユース人気カテゴリーにおける消費動向調査」を実施しました。本リリースでは、「ファッション」カテゴリーの調査結果詳細をお知らせいたします。(全体総括リリースはこちら

フリマサービス利用者の6割以上がファッションアイテムの取引経験ありと回答
「フリマサービスがあることで買い替えしやすくなったと感じる」は34.5%に

ファッションアイテムをフリマサービスで売り買いしたことがある人は調査全体の33.5%、フリマサービス利用者で見てみると、62.6%がファッションアイテムの売り買いを経験と回答しており、フリマサービス利用者の中でもファッションは定番カテゴリーとなっています。さらに、全体の3人に1人(34.5%)はフリマサービスがあることで、ファッションアイテムの買い替えがしやすくなったと感じると回答し、消費意欲を促進していることが伺える結果となりました。

理由としては、「フリマサービスで中古品を含めて購入できるから」(37.2%)、「一定期間着たら売ることができるから」(36.7%)、「サイズが合わなかったら売れば良いと思えるから」(34.8%)、「フリマサービスで売ったお金で新品を購入できるから」(34.3%)といった回答が集まる結果となりました。

フリマサービス利用者の4人に3人(75.5%)が衣替えを実施していると回答
フリマサービス利用経験なしの人と約1.5倍の差に

ファッションアイテムについて「衣替えをしているか」を伺うと、特にフリマサービス利用者と非利用者で衣替えの傾向に差が出る結果となりました。フリマサービス利用経験者の4人に3人(75%)は衣替えを実施していると回答した一方で、フリマサービス利用経験なしは2人に1人(51.9%)が衣替えをしているという結果にとどまりました。

フリマサービス利用経験者は、「季節の変わり目」以外にも買い替えたいと思う機会が増加する傾向に

フリマサービス利用経験あり・なしで買い替えを考えるタイミングを見てみると、「季節の変わり目のとき」以外にも、「収納場所がなくなったとき」や「新作が発表されたとき」、「SNS・メディアで好きなコーディネートをみたとき」などがフリマサービス利用経験ありの人が特に高く、処分するシーンや自分の着たい好きなものを見つけた際にフリマサービスを使うことで買い替えを検討する機会が多いことが伺える結果となりました。実際に、フリマサービスで売ったことがある人は、買い替え頻度が増えたという回答も半数以上となりました。

特にZ世代は、「SNS・メディアでコーデをみたとき」や「新作発表」、「収入があったとき」など、買いたいと思ったときに買い替えをしている傾向に

世代別に見てみると、特にZ世代は「SNS・メディアで好きなコーディネートを見たとき」(26.1%)や「新作が発表されたとき」(21.7%)、「給与や賞与の入金があったとき」(11.6%)など、季節ではなく買いたいと思った時に買い替えをしている傾向が他世代よりも高い傾向がわかりました。

【編集者、ファッション・クリエイティブ・ディレクター 軍地 彩弓氏(ぐんじ さゆみ)】

フィール
講談社ファッション雑誌『ViVi』『GLAMOROUS』などでファッションエディターとして活躍。その後コンデナスト・ジャパンにて『GQ JAPAN』 編集長代理、『VOGUE GIRL』 クリエイティブディレクターを経て、gumi-gumiを設立。『Numero TOKYO』 のエディトリアルアドバイザー、Netflixドラマ「Followers」のファッションスーパーバイザー、企業のコンサルティング、情報番組のコメンテーター等幅広く活躍。経産省「ファッション未来研究会」副座長、「ファッション・ローWG」座長など歴任。

コメント
衣替え時期に「不要なものを出品する」というフリマサービスの使い方から、特にZ世代の間では着古す前に手放して、新しいものへスイッチしていく「ホッピング消費」の傾向を感じます。季中にフリマサービスに出し、その資金で新しい服を手に入れる。この合理的な「ホッピング消費」が生まれた背景には一つにはSNSの影響があります。

最近、ショート動画やアルゴリズムによるターゲティングした情報に触れる機会が増えました。このように物欲を間断なく刺激される一方で、物価上昇で金銭的に余裕がなくなっている現状。その中でお金を節約しながらファッションを楽しみたい、そういう若い世代が生み出したのが、フリマサービスを活用した新しい循環型消費です。

最近の気候変動も相まって進むファッションのシーズンレス化、また所有の概念の変化なども合わせた「衣替えの消候化」はますます強まっていくでしょう。

 

【調査概要】
調査時期:2023年10月21日(土)~10月23日(月)
調査方法:インターネット調査
調査対象:全国、18〜57歳、男女600名
調査機関:シグナルリサーチ
※グラフ内の数値は小数点第二位以下四捨五入しているため、合計が100%にならないことがあります