中古品購入経験者が昨年対比で約5pt上昇し、約6割に
10代の約8割が「メルカリを使うことはサステナブルだと思う」と回答
メルカリ総合研究所（運営：株式会社メルカリ）は、全国の男女3,000名を対象に「2023年度サステナビリティ関連の意識・行動変容とフリマアプリ利用の相関に関する調査」を実施しました。
メルカリは、事業を通じて環境や社会に貢献する「プラネット・ポジティブ」な企業を追求し、限りある資源が大切に使われる循環型社会の実現を目指しています。フリマアプリ「メルカリ」は現在、月間2,200万人以上のお客さまにご利用いただくなど、利用者が拡大するなか、「メルカリ」の利用がサステナビリティへの意識や行動にどのような変化をもたらしているのかを明らかにすべく、調査を実施しました。本調査は2020年より毎年実施しており、4回目となる今年度では不要品、中古品に関する意識、行動変容に焦点を当てました。
結果サマリー
1）「サステナビリティ関連の意識」
- 「メルカリ」に対するイメージを聞いたところ、「利用者/使える場所が多い」「流行っている」が上位。全体では60.7%（昨年対比+1.8pt）、10代では78.2％が「メルカリを使うことはサステナブルだと思う」と回答。
- 「メルカリ」利用によるサステナビリティや購買行動に対する意識の変化として、最も多かったのは「モノを大切に使うようになった」（60.0%）という結果に。
2）「サステナビリティ関連の行動」
- 中古品の購買行動に関して、57.7%が「直近1年間で中古品を購入した経験がある」と回答（昨年対比+4.6pt）。
- 「まだ使えるが不要になったモノをごみとして処分していますか？」と質問したところ76.9%が「処分している」と回答。対して「メルカリ」利用者は71.6%と全体（76.9%）より5.3pt低い結果に。
【調査概要】
調査時期：2023年5月8日～5月9日
調査方法：インターネット調査
調査対象：全国、15〜69歳、男女3,000名
※グラフ内の数値は小数点第二位以下四捨五入
調査結果詳細
1)「サステナビリティ関連の意識」
不要品に関する意識を聞いたところ、「処分したいが処分するのが面倒」が42.6％と上位。「購入した商品をすぐに使わなくなって後悔したことがある」が昨年対比+4.2pt。
不要品に関してどのように感じているか質問したところ、昨年に引き続き「処分したいが処分するのが面倒」が42.6%という結果になりました。また、「購入した商品をすぐに使わなくなって後悔したことがある」が昨年対比で最も変化が大きく4.2pt上昇しました。
「メルカリ」に対するイメージを聞いたところ、「利用者/使える場所が多い」「流行っている」が上位。10代の78.2％が「メルカリを使うことはサステナブルだと思う」と回答。
「メルカリ」に対するイメージについて質問をしたところ、最も多い回答は「メルカリは利用者が多い/使える場所が多い」74.2%、次に「メルカリは流行っている」67.8%、「メルカリは便利である」66.4%となりました。また、60.7%が「メルカリを使うことはサステナブルだと思う」と回答し、昨年対比で1.8pt上昇しています。
さらに、メルカリの利用者の36%※を占める10代・20代ではとくに「メルカリを使うことはサステナブルだと思う」と回答した割合が高く、10代の78.2%が「とても当てはまる」「やや当てはまる」と回答しています。
※ 出典：フリマアプリ「メルカリ」、サービス開始10周年記念インフォグラフィックス公開
https://about.mercari.com/press/news/articles/20230630_infographics/
「メルカリ」利用によるサステナビリティや購買行動に対する意識の変化として、最も多かったのは「モノを大切に使うようになった」（60.0%）という結果に。
「メルカリ」を利用したことによる意識の変化について質問をしたところ、サステナビリティや購買行動に関わる設問項目で最も高かったのは「モノを大切に扱うようになった」の60.0%でした。次に、多かったのが「新品にこだわらなくなった」54.0%です。昨年の調査結果と比較し、全体的に横ばい傾向ですが、「環境や社会課題を意識するようになった」が4.2pt減少しています。
2)「サステナビリティ関連の行動」
中古品の購買行動に関して、57.7%が「直近1年間で中古品を購入した経験がある」と回答（昨年対比+4.6pt）。商品カテゴリー別に見ると、「洋服」、「本・雑誌・漫画」が上位となり、それぞれ昨年対比約4pt上昇
直近1年間で中古品を購入した経験があるか質問をしたところ、57.7%が経験ありと回答。昨年対比4.6pt上昇し、6割近くの人が中古品購入の経験があることがわかりました。個別の商品カテゴリーに関しては、1位「本・雑誌・漫画」25.7%（昨年対比+3.7pt）、2位「洋服」23.6%（昨年対比+3.9pt）、3位「ゲーム・おもちゃ」16.8%（昨年対比+3.2pt）、4位「CD・DVD・ブルーレイ・レコード」15.9%（昨年対比+2.3pt）の順となりました。「メルカリ」内でも、新型コロナウイルス感染症拡大によるライフスタイルの変化を機にインドア向けアイテムの人気が高まり、以降トレンドが継続したことにより本・ゲーム・おもちゃといった「エンタメ・ホビー」カテゴリーは全体の28%※を占める上位となっています。
※ 出典：フリマアプリ「メルカリ」、サービス開始10周年記念インフォグラフィックス公開
https://about.mercari.com/press/news/articles/20230630_infographics/
「まだ使えるが不要になったモノをごみとして処分していますか？」と質問したところ76.9%が「処分している」と回答。対して「メルカリ」利用者は71.6%と全体より5.3pt低い結果に
「まだ使えるが不要になったモノをごみとして処分していますか？」と質問したところ76.9%の人が「処分している」と回答し、昨年（73.0%）と比較して3.9pt増加しました。また、「メルカリ」で出品および購入を行っている人は71.6%と全体（76.9%）より5.3pt低いことがわかりました。
【メルカリグループのサステナビリティ戦略】
メルカリは、事業を通じて環境や社会に貢献する「プラネット・ポジティブ」を追求することで、物理的なモノやお金に限らずあらゆる価値がなめらかに循環する社会の実現を目指しています。事業を通じて生まれた環境負荷削減貢献量を算出した結果、「メルカリ」で衣類を取引したことによって、日米合計で年間推計約48万トンのCO2の排出を回避できたことがわかりました。※今後もメルカリは、さまざまな取り組みを通じてリユースを推進し「捨てる」をへらすことで、限りある資源が大切に使われる循環型社会の実現に貢献します。
※「FY2022.6 SUSTAINABILITY REPORT」https://merc.li/6DbRPjaxa