〜循環の仕組みとして9月30日までの間ポイント付与も導入〜
メルカリグループ2社(株式会社メルカリ、株式会社メルロジ)は、循環型社会の実現を目指し繰り返し利用可能で返却可能な梱包材「メルカリエコパック」の提供を開始しました。
「メルカリエコパック」は、フリマアプリ「メルカリ」を通じた個人間取引における商品の梱包用に、 繰り返し使える梱包材として、テントなどで使用するターポリン素材を採用して2019年6月に開発したものです。※1
※1 2019年6月 メルカリエコパック第1弾のプレスリリースはこちらをご覧ください。https://about.mercari.com/press/news/articles/20190605_ecopack/
今回は、エコパックの循環をさらに後押しするために、全国9箇所にあるメルカリステーションでの返却を可能にしたほか、2022年9月30日までの間一つのエコパックが5人以上に利用されると利用者全員に100ポイントずつ付与する仕組みを新たに導入いたしました。
エコパック開発の背景
メルカリの創業者である代表取締役 CEO 山田進太郎は、2012年に新興国を中心に世界一周の旅をする中で、地球の資源は有限であることに気づきました。そして帰国後、日本でスマートフォンが急速に普及していたことから、新興国を含む全世界の人がスマートフォンを活用することでより資源を大切に使うことができ、豊かな生活を送れるようになるかもしれないと思いました。こうして生まれたのが「メルカリ」です。
これまでメルカリに出品された商品は累計25億品以上となり、さまざまなモノのリユースを後押しすることで「限られた資源が大切に使われる社会」の実現をめざしてきました。
一方で、「メルカリ」をはじめとするEC市場の成長により、商品を梱包する資材の消費も増加しています。そこで、梱包材についてもメルカリで取引される商品同様、何度もリユースしたいという想いから、繰り返し使える梱包材「メルカリエコパック」を開発しました。
メルカリは、物流サービスの企画・開発・運営を行う新子会社メルロジを2021年10月に設立※2しました。メルロジでは、持続可能な物流のあり方を追求するとともに、お客さまの利用体験の向上を実現することにより、「送る」「運ぶ」「受取る」のすべてにやさしい物流・サービスの提供を目指しおり、今後もメルロジとともに梱包材を含めた物流における循環型社会の実現を目指した取り組みを行ってまいります。
※2 メルカリ、新規事業子会社として株式会社メルロジを設立:https://about.mercari.com/press/news/articles/20211028_merlogi/
メルカリ利用者の8割が梱包材に「もったいない」意識
メルカリが行った調査によると、ECなどの利用増により利用・消費・廃棄する梱包材が増えたことで「もったいない」と感じている方が8割にのぼることがわかりました。※3また、メルカリで商品を購入した際に再利用された梱包材を受け取った経験がある人のうちの9割が特に悪い印象を受けていない一方で、フリマアプリやインターネットオークションでの商品出品時、リユース梱包材を利用している人は6割※4にとどまっています。「メルカリエコパック」の提供を通じ、ダンボールなどあらゆる梱包材をリユースする習慣・文化をお客さまとともに作っていきます。
※3【アンケート調査概要】
・調査期間:2020年3月27日〜4月1日
・回答数:23万8,328人
・調査対象条件:2019年6月以降にメルカリで出品した経験がある人、評価件数20件以上
・調査方法:インターネット調査
※4【ESG調査】
・調査期間:2021年7月19日(月) ~ 7月21日(水)
・回答数:3,000人
・調査対象条件:15~69歳の男女
・調査方法:インターネット調査
第1弾からの改善点
2019年の第1弾で利用状況やお客さまの反響を調査した結果挙がった課題に対する解決策を追加し、この度第2弾をリリースすることといたしました。
- 2022年9月30日までの期間限定で、一つのエコパックが5人以上に利用されるとそれまでの利用者全員に100ポイントずつ付与(6人目以降は受け取るごとに100ポイント付与)
- メルカリステーションへの返却が可能
- 資材の底のマチを広く、内ポケットも3箇所のファスナーを設け、幅広い商品の梱包が可能
エコパックを受け取った方の内、7割が次回発送時に梱包材として再利用いただいていましたが、3割が未再利用であったため、メルカリステーションに返却BOXを設置し返却することを可能とし、また、よりお客さまにエコパックを循環を促すためにポイント付与の仕組みを導入しました。※3
今後、第2弾の結果を踏まえ「リユース配送を世界の当たり前にする」というゴールに向けて、改善を繰り返しながらエコパックの提供を続けていきたいと考えています。
「メルカリエコパック」概要
- 特徴
- 耐久性: テントなどで仕様されるターポリン素材を採用。配送に繰り返し耐えうる頑丈さを誇ります。
- 防水性:ターポリン素材は、浸水しにくいという特徴も持ちます。
- 緩衝材:外からの衝撃を吸収してくれる、3mmの厚さの緩衝材を全面に用いています。
- 使い方
- 受け取ったエコパックをご自身の出品・配送でそのままご利用ください。
- サイズ
- 縦190mm、横275mm
- 対応サイズ
- らくらくメルカリ便の「ネコポス(A4サイズ、厚さ3cm以内)」
- ゆうゆうメルカリ便の「ゆうパケット・ゆうパケットポスト(A4サイズ・厚さ3cm以内)」
- 配布枚数:3000枚予定
- 提供方法
- メルカリアプリ上でお知らせを受け取った方のうち希望者へ抽選で提供
- 抽選申し込み方法
- メルカリアプリの「お知らせ」が届いた方のみ対象
- 「お知らせ」内のURLからアンケートに回答
- 提供予定時期
- 2022年6月下旬〜7月上旬予定
- 抽選申し込み方法
- SNSキャンペーンで応募の方に抽選で提供
- 配布方法
- 期間中にメルカリ公式Twitterをフォロー+投稿文のリツイートしてくださった方の中から抽選で配布
- キャンペーン期間
- 2022年6月2日(木)〜6月10日(金)
- 提供予定時期
- 2022年6月下旬〜7月上旬予定
- 配布個数
- 50個
- 詳細はこちらをご覧ください。https://jp-news.mercari.com/articles/2022/06/02/ecopack/
- 配布方法
- メルカリステーションでの提供
- 提供方法
- メルカリステーションに設置された返却スポットに返却されたエコパックを使ってメルカリステーションから発送が可能です。なお、返却状況によりエコパックの在庫状況に変動がありますので、エコパックの在庫がなくなる場合もございます。予めご了承ください。
- 配布場所
- 全国のメルカリステーション9箇所(新宿マルイ本館、ららテラス武蔵小杉、北千住マルイ、博多マルイ、町田マルイ、マルイファミリー溝口、マルイシティ横浜、中野マルイ、なんばマルイ)
- 期間
- 2022年6月中旬予定〜9月30日 ※新宿マルイでの返却スポットの設置は6月2日開始
- 提供方法
- メルカリアプリ上でお知らせを受け取った方のうち希望者へ抽選で提供
- 製作
- 大日本印刷株式会社 ※「循環型社会の実現」を目指す本取り組みにご賛同いただきました。
- 「メルカリエコパック」公式サイト
メルカリのサステナビリティ戦略
メルカリでは、事業を通じて社会・環境課題の解決に貢献していく価値創造に関わるものと、持続的な成長のために必要な経営基盤に関わるものの両方の観点から、5つの重点課題(マテリアリティ)に取り組んでおり、今回のメルカリエコパックはそのうちの「循環型社会の実現/気候変動への対応」に関する取り組みです。
「地球環境」は、私たちは人間が行うあらゆる活動のFoundationであると考えています。
私たちはできるだけ環境負荷を減らしながら事業活動を継続できる仕組みへと見直し、不要になったものを他の誰かに引き継ぐことができるメルカリというマーケットプレイスを世界中で創り、人々の消費行動をよりサステナブルなものに変えていきます。
これにより、限りある地球資源を世界の人々と、次の世代と、そして地球上のあらゆる生命と共有し、環境課題の解決に寄与する「プラネット・ポジティブ」な企業を目指します。
※メルカリのサステナビリティの取り組みの詳細についてはこちらをご覧ください。https://about.mercari.com/sustainability/
メルカリは今後も事業や企業活動を通じて、限られた資源が大切に使われ、誰もが新たな価値を生みだせる社会の実現に貢献してまいります。