2019.6.5
プレスリリース

循環型社会の実現に向け、繰り返し利用可能な梱包材 「メルカリエコパック」を開発 〜フリマアプリ利用者8割が梱包材に「もったいない」意識〜

株式会社メルカリは、世界環境デーに合わせ、循環型社会の実現に向けた繰り返し利用可能な梱包材「メルカリエコパック」の提供を2019年6月5日(水)より開始しました。
「メルカリエコパック」は、フリマアプリ「メルカリ」を通じた個人間取引における商品の配送用に、 繰り返し使える梱包材として、テントなどで使用するターポリン素材を採用して開発したものです。

「メルカリエコパック」公式サイト
https://about.mercari.com/sustainability/recycling/eco-pack/

■背景
メルカリの創業者である代表取締役会長兼CEO山田進太郎は、2012年に新興国を中心に世界一周の旅をする中で、地球の資源は有限であることに気づきました。そして帰国後、日本でスマートフォンが急速に普及していたことから、新興国を含む全世界の人がスマートフォンを活用することでより資源を大切に使うことができ、豊かな生活を送れるようになるかもしれないと思いました。こうして生まれたのが「メルカリ」です。
「メルカリ」は、誰かにとっては価値がなくなったモノが、他の必要な誰かに届けられる社会を実現しました。一方で、「メルカリ」をはじめとするEC市場の成長により、商品を梱包する資材の消費も増加しています。そこで、梱包材についてもメルカリで取引される商品同様、何度もリユースしたいという想いから、この度繰り返し使える梱包材「メルカリエコパック」を開発しました。今回、試験的に5,000個を配布し、利用状況やお客さまの反応などを鑑みて今後の展開を検討して参ります。
今後、「メルカリエコパック」の提供を通じ、ダンボールなどあらゆる梱包材もリユースする習慣・文化をお客さまとともに作っていきます。

■メルカリ利用者の8割が梱包材に「もったいない」意識
2019年5月にメルカリが行ったインターネット調査(※)では、ECなどの利用増により利用・消費・廃棄する梱包材が増えたことで「もったいない」と感じている方が8割にのぼることがわかりました。また、メルカリで商品を購入した際に再利用された梱包材を受け取った経験がある人は9割にのぼり、そのうちの9割以上が特に悪い印象を受けておらず、メルカリ利用者の中ではすでに商品も梱包材もリユースする文化が醸成されていることがわかりました。さらに、「メルカリ」の利用頻度の高いお客さまほど「メルカリ」を利用することでエコへの関心が高まっていることもわかりました。

メルカリでは、創業期から目指してきた「循環型社会の実現」(捨てるをなくし、価値が循環する社会を構築する)を重点課題として、今後も、資材のエコ化など事業を通じた環境課題の解決に取り組んで参ります。

■「メルカリエコパック」概要

・特徴
 ・テントなどで使用されるターポリン素材を採用し、数百回まで利用可能。
 ・密封性の高い止水ファスナーを採用した、生活防水仕様。

・使い方
 ・受け取ったエコパックをご自身の出品・配送でそのままご利用ください。

・サイズ
 ・縦193mm、横312mm

・対応サイズ
 ・らくらくメルカリ便の「ネコポス(A4サイズ、厚さ2.5cm以内)」
 ・ゆうゆうメルカリ便の「ゆうパケット(A4サイズ・厚さ3cm以内)」

・入手方法
1. 「メルカリストア」にて商品を購入された方から抽選で提供 
・配布方法
 ・期間中にメルカリストアで対象商品を1個以上ご購入いただいた方のうち、抽選で1,000名様にプレゼントします(当選は賞品の発送をもってかえさせていただきます)。
 ・メルカリストアは、アプリ内ホーム画面上部の「ストア」タブからご確認いただけます。
 ・賞品はメルカリストアで購入した際に設定している配送先住所へ、購入した商品と同梱してお送りします。
・期間
 ・2019年6月10日(月) 00:00 ~ 2019年7月31日(水) 23:59
・対象商品
 「メルカリストア」で販売している以下の商品が対象です。
 ・ネコポス/ゆうパケット用クッション封筒(5枚セット)
 ・ネコポス用段ボール箱(5枚セット)
 ・ゆうパケット用段ボール(5枚セット)
 ・宅配ビニール袋(10枚セット)
 ・ダンボール60サイズ(3枚セット)
 ・ダンボール80サイズ(3枚セット)
 ・ダンボール100サイズ(3枚セット)
 ・ダンボール120サイズ(3枚セット)
 ・ダンボール140サイズ(3枚セット)
 ・プチプチ緩衝材
 ・ネコポス・ゆうパケット用定規
 ・メルカリ特製メジャー

2. 特定非営利活動法人グリーンバードの活動を通じた提供
・配布方法
 ・期間中に対象チームでのごみ拾い活動に参加された方への配布
 ・東京都渋谷区原宿にて、グリーンバードが運営する”寄付”をコンセプトにしたコミュニティスペース「subaCO」(http://su-ba-co.com)での配布
  ・住所:東京都渋谷区神宮前6-31-21
  ・営業時間:13:00〜18:00(定休日:火曜日)
・期間
 ・2019年6月10日(月)〜6月30日(日)(なくなり次第終了)
 ・チーム毎に活動日時が異なります。以下のホームページから対象チームのスケジュールをご確認ください。 
   http://www.greenbird.jp/team/
・配布個数
 ・ごみ拾い活動:各対象エリア先着100個
 ・subaCO:先着300個
  ※共にお1人様1個まで、なくなり次第終了とさせていただきます。
・対象エリア
 ・渋谷(東京都)、表参道(東京都)、浅草(東京都)、いわき(福島県) 計4チーム
・グリーンバードホームページ
 ・http://www.greenbird.jp/

・製作
 ・大日本印刷株式会社 ※「循環型社会の実現」を目指す本取り組みにご賛同いただきました。

※【調査概要】
調査期間:2019年5月25日(土)〜5月27日(月)
調査対象者条件:1年以内にメルカリで出品した経験がある人
調査方法:インターネット調査
回答数 :全国、7,933名

 

メルカリが行った調査では、ECなどの利用増により利用・消費・廃棄する梱包材が増え「もったいない」と感じている方が8割にのぼることがわかりました。

また、メルカリで商品を購入した際に再利用された梱包材を受け取った経験がある人は9割にのぼり、そのうちの9割以上が特に悪い印象を受けていないことがわかりました。この結果からメルカリ利用者の中では、すでに商品も梱包材もリユースする文化が醸成されていることがわかりました。

メルカリ利用者に「エコへの関心」の変化について聞いたところ、出品頻度が高い人ほど「関心が高まった」と回答する傾向にあり、メルカリの利用がリユースなどを通じたエコ意識の醸成に貢献していることがわかりました。