フリマサービス利用が生活家電の買い替えを促進
壊れるより前にフリマサービスで高く売ってお得に最新機種へ「買い替えサイクルの短縮化」が背景に
メルカリ総合研究所(運営:メルカリ)は、18歳〜57歳の男女600人を対象に「リユース人気カテゴリーにおける消費動向調査」を実施しました。本リリースでは、「家電」カテゴリーの調査結果詳細をお知らせいたします。(全体総括リリースはこちら)
フリマサービス利用経験者の約8割が生活家電の取引あり
3人に1人は、フリマサービスがあることで買い替えしやすくなったと感じると回答
「生活家電をフリマサービスで売り買いしたことがあるか」を伺うと、全体の40.6%があると回答。フリマサービス利用経験ありで見てみると約8割(76.5%)が生活家電の取引を経験しており、フリマサービスの主な利用カテゴリーとなっていることがわかります。また、全体の3人に1人(32.5%)は、「フリマサービスがあることで、生活家電の買い替えがしやすくなったと感じる」と回答しました。
フリマサービス利用者は、生活家電が壊れた時「以外」でも買い替えたいと思う機会が多い傾向
壊れるより前に売ってお得に最新機種へ買い替える「買い替えサイクルの短縮化」が背景に
生活家電を買い替えたいと思う時について伺うと、「壊れた・調子が悪くなったとき」はフリマサービス利用経験あり(76.2%)・なし(65.0%)と、選択肢の中でもっとも高い結果となりました。一方、他の理由も見てみると、特に「フリマサービス利用者」が壊れた時以外でも買い替えを検討する意向が高い回答となり、「最新機種が発表されたとき」(12.9%)、「定期・不定期のセールのとき」(11.9%)、「給与・賞与の入金があったとき」(10.8%)など、買い替えたいと思う機会が多いことを示唆する結果となりました。また、実際にフリマサービスで売ったことがある人の半数が、買い替え頻度が増えたとも回答をしています。
こうしたフリマサービス利用者が壊れたとき以外の買い替え機会が多い背景には、壊れる前のリセールバリューが高い状態でフリマサービスを利用し売却することで、その後新品や新古品などを手に入れ買い替える「買い替えサイクルの短縮化」が考えられます。
フリマサービス利用者の5人に1人(20.6%)は、生活家電買い替え時の処分方法に「フリマ・オークションサービス」を利用
「粗大ごみで出す」「店舗で下取り」「回収業者」に次ぐ選択肢に
フリマサービス利用者の生活家電買い替え時の処分方法を伺うと、「粗大ごみで出す」(55.6%)、「家電量販店・リサイクルショップへ下取り」(45.8%)、「回収業者に引き取ってもらう」(39.2%)に次いで、「フリマ・オークションサービスで売却する」(20.6%)と、5人に1人が利用する結果となっており、処分手段の選択肢のひとつとして利用されてきていることがわかりました。
Z世代は「粗大ごみで出す」が世代別でもっとも低い結果
「フリマ・ネットオークションサービス」「身近な人へ譲る」がZ世代・ミレニアル世代で高い傾向に
世代別に見てみると、Z世代・ミレニアル世代が「フリマ・オークションサービスで売却する」(26.1%・32.9%)と利用割合が世代の中で高いという結果になりました。また、Z世代においては、「粗大ごみで出す」という方法はトップであるものの、各世代の中では最も低い46.4%という結果になり、処分方法が多様になっていることが伺える結果となりました。
【調査概要】
調査時期:2023年10月21日(土)~10月23日(月)
調査方法:インターネット調査
調査対象:全国、18〜57歳、男女600名
調査機関:シグナルリサーチ
※グラフ内の数値は小数点第二位以下四捨五入しているため、合計が100%にならないことがあります