2020.2.21
プレスリリース

メルカリ、アイスタイルと包括業務提携を締結

二次流通データを連携して、化粧品市場の一次流通の活性化を目指す

株式会社メルカリ(本社:東京都港区、代表取締役CEO:山田進太郎、以下メルカリ)は、株式会社アイスタイル(本社:東京都港区、代表取締役社長 兼 CEO:吉松徹郎、以下アイスタイル)と、両社の事業拡大や新たなビジネスソリューションの創出を目的とした包括業務提携を本日締結したことをお知らせいたします。

包括業務提携の概要

(1)商品データの連携による二次流通データの提供
メルカリの運営するフリマアプリ「メルカリ」とアイスタイルが運営する国内最大のコスメ・美容の総合サイト「@cosme」の商品データを連携することで、「@cosme」の閲覧情報や、アイスタイルの運営するECストア「@cosme SHOPPING」・リアル店舗の化粧品専門店「@cosme STORE」での一次流通の購買データに加え、「メルカリ」の持つ二次流通市場の商品別取引数や平均価格等の統計情報といった、これまで把握できなかった二次流通市場の情報を化粧品メーカーに対して可視化することを目指します。

(2)「メルカリ」から一次流通への送客モデルの構築
「メルカリ」での商品検索時に、一次流通のオフィシャル情報として「@cosme」での商品の販売情報を提供し、二次流通から一次流通への送客モデルの構築を実現します。

(3)二次流通情報を利用した販促ソリューションの開発
化粧品メーカー向けに「メルカリ」での閲覧、検索、購入履歴等を元にした、販促メニュー開発、販促ソリューションの開発を検討し、一次流通の活性化支援を検討してまいります。

(4)ID連携による顧客体験の向上
「メルカリ」と「@cosme」のIDの連携を行い、双方の情報を連携することで「メルカリ」および「@cosme」のお客さまの体験の向上を目指します。

業務提携の背景

10代〜30代の女性の利用者が多い「メルカリ」と化粧品の購買層との親和性の高さから、「メルカリ」での「コスメ・美容」カテゴリーは注力カテゴリーの一つとなっております。2019年3月にはバーコード出品機能をコスメカテゴリーに導入するなど、出品のしやすさを中心にサービスの向上を図っており、同カテゴリーの流通規模は年間約400億円と、前年比約130%以上の成長を続けています。

アイスタイルは、「@cosme」を通じて得た、1,500万件以上の生活者のクチコミデータや32万件以上の商品データをはじめ、「@cosme SHOPPING」や「@cosme STORE」における購買データ等を含めた唯一無二のデータベースを構築しております。また、そのデータベースを活用し、ブランド向けにユーザーの認知、興味、購買、リピートなど、潜在層からリピート層までユーザーをエンゲージメント度合いによって可視化し、アクションに活用できるマーケティングプラットフォーム「Brand Official」を主力サービスとして提供しております。

メルカリとアイスタイルは、包括業務提携を締結することで一次流通の将来顧客となりえる二次流通におけるユーザーの行動データを蓄積し、化粧品メーカーをはじめとする企業への新たな価値の提供により、一次流通の活性化を目指します。