基本的人権ポリシー

メルカリグループ（メルカリの国内グループ会社を含みます。以下同じ。）では、「Inclusion & Diversity Statement」に記載された考え方を、ビジネスを行う上での倫理的指針として定めています。この考え方に基づき、メルカリグループは、役員から従業員（パートタイマー、派遣社員を含む）、契約・委託先に至るまで、メルカリで働くすべての人々の人権を尊重することを約束します。私たちは、ジェンダー・アイデンティティー、性表現、性的指向、宗教、信条、ニューロ（脳や神経）、障がい、民族、国籍、人種、年齢などの属性による差別や機会の不平等がない環境を作ります。このコミットメントは、国際人権規約とILOの「労働における基本的原則および権利に関する宣言」に規定された原則を指針としています。

本基本的人権ポリシーは、メルカリグループで、採用、報酬（基本給、賞与、その他手当等および株式報酬等のインセンティブを含む）、昇格、登用、異動、キャリア開発など、雇用に関するすべての側面に適用されます。また、すべてのビジネスパートナーが、合理的に達成可能な限り、私たちと同じように人権を尊重することを推奨しています。

私たちは、労働基準法その他関連法令に基づき、適正な労働時間、休憩時間、時間外労働、深夜労働、休日、休暇を定め、労働時間の把握と業務量の可視化により、長時間労働の防止に努めています。
最低賃金を含む賃金に関する法律を遵守するとともに、雇用形態と性別などの属性に関係なく同等の仕事に対して同等の報酬が支払われるよう、報酬の定期的なモニタリングと格差が発見された場合の是正を行っています。

メルカリグループにおけるすべての役員と従業員には、あらゆる人権を尊重することを求め、個人の属性に関わるあらゆる差別やハラスメント^※1、不利益な取扱いを許容しません。
私たちは、差別やハラスメント防止のための継続的な施策および従業員教育を定期的に行っています。従業員は、誰かが本基本的人権ポリシーや法律に違反していると思った場合、直ちにマネージャーに報告するか、内部通報制度を通じてPeople & Culture組織（人事部）や社内外の内部通報窓口に報告するよう求められています。

*1：配偶者の有無による差別や、セクシャル・ハラスメント（セクハラ）、マタニティ・ハラスメント（マタハラ）、パワー・ハラスメント（パワハラ）、SOGIハラスメント（SOGIハラ）など、あらゆるハラスメントが含まれます。

メルカリグループのPeople & Culture組織は、全役員・従業員など、関係者に対して本方針の浸透を進め、社内で差別防止や人権啓発活動の研修を積極的に実施する役割を担っています。また、Inclusion & Diversity Teamにより、本方針のモニタリングと、人権に配慮した取り組みの推進を行っています。
男女間の報酬格差や人的資本に関する情報は、メルカリグループのインパクトレポートを通じて毎年公開されます。

2023年06月28日　制定　上級執行役員会にて承認