株式会社メルカリ 創業者 山田進太郎から、皆様へ上場にあたってのメッセージです。

Founder’s Letter Founder’s Letter

創業者からの手紙|山田進太郎から皆様へ

私は、野茂英雄さんの大ファンです。野茂さんがメジャー挑戦を発表された時、日本中でバッシングが巻き起こったのをよく覚えています。それでも、大方の予想を裏切って新人王と奪三振王という結果を手にされた野茂さん。常に心がけられていたのは、「いいボールを投げる」というシンプルなことだったそうです。やるべきことにフォーカスし、己を磨き続けることで、輝かしい成績を残されました。

我々メルカリも、「新たな価値を生みだす世界的なマーケットプレイスを創る」というミッションの達成に向け、世界挑戦を続けています。「GO BOLD(大胆にやろう)」、これは我々のバリューのひとつでメルカリらしさを代表する言葉です。メルカリは創業以来、人・テクノロジーに投資を続け、プロダクトの改良を続けてきました。一般的なセオリーを超えたチャレンジを続けることで、通常では手に入らない結果を手にしてきた自負があります。これは、上場後も変わることのない姿勢です。メルカリは失敗を恐れません。数多くの失敗から学び続けることで、成長を続けられると信じているからです。「GO BOLD」を胸に、これからも「いいプロダクトをつくる」ことに邁進します。

人と人とが繋がることで、次々に新たな価値が生まれていく時代です。メルカリはこの潮流の先頭にたち、人と人との間で価値が循環する新しい消費スタイル・エコシステムの提案を続けてまいります。そのために、短期の収益性ではなく中長期での大きな成長を見据え、主に次の3つの分野に投資をしていきます。

1:人への投資
メルカリは人への投資を惜しみません。現在メルカリには、様々なプロフェッショナルと優秀なエンジニアが数多く在籍しています。上場後は、これまで以上の規模で、国内外を問わず優秀な人材を採用し、さらなる成長に向けたエンジンとします。そして、次々とイノベーションを起こしていけるテクノロジーカンパニーであり続けることを目指します。

2:テクノロジーへの投資
市場の競争はますます激しくなり、これからの時代はアイデアだけでなく、テクノロジーで差別化できないプロダクトは生き残れなくなっていきます。マシンラーニングによる出品率・売却率の向上、カスタマーサポートの自動化、自動翻訳による異なる言語間での取引の推進など、メルカリは、AI、ブロックチェーン、VR/AR、量子コンピュータ、IoT(モノのインターネット)などテクノロジーへの積極的・永続的な投資を続けてまいります。

3:海外への投資
インターネットオークション市場だけを見ても、海外市場は国内市場の10倍以上の規模があります。少しでも便利な社会を実現するために、できるだけ多くの人の役に立ちたい。その想いを突き詰めていくと、日本だけでなく、世界が舞台となります。特に、多様な人種、文化をもつ人々がいるアメリカで成功することは、プロダクトがユニバーサル化されたことを意味すると考えています。アメリカ攻略を足がかりに、もっと簡単に、もっと便利に、もっと楽しく世界中で使っていただける「世界的なマーケットプレイス」を目指します。

野茂さんがその1球1球に魂を込め、「いいボールを投げる」ことで世界を魅了したように、我々メルカリも、安心・安全に誰もが楽しんでいただける「いいプロダクトをつくる」ことを追求し、日本を代表する企業になっていきたいと考えています。今後とも、社会の公器としての責任に真摯に向き合いながら、中長期での企業価値向上に努めてまいります。みなさまのご支援のほど、よろしくお願いいたします。

失敗を恐れず、大胆に。

株式会社メルカリ
代表取締役会長兼CEO

山田進太郎
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