〜経済学、企業倫理、ESG等の有識者やステークホルダーを交え、 マーケットプレイスのあり方・原則を検討〜
フリマアプリ「メルカリ」を運営する株式会社メルカリ(以下、メルカリ)は、本日、メルカリのマーケットプレイスの運営・管理のためのルールのベースとなる、基本的な考え方を定めた原則(Principles)を議論することを目的に、外部有識者を交えた「マーケットプレイスのあり方に関する有識者会議」(座長:慶應義塾大学・大学院商学研究科 准教授/ケンブリッジ大学訪問教授 梅津光弘氏/以下、有識者会議)を設立しました。
メルカリは、「新たな価値を生みだす世界的なマーケットプレイスを創る」ことをミッションに、誰かにとって不要になったモノが、他の誰かの役に立つマーケットプレイスを創ることで、限られた資源を循環させる豊かな社会の実現を目指してまいりました。フリマアプリ「メルカリ」をはじめとする二次流通のマーケットプレイスでは、コロナ禍において、社会全体でさまざまな物資の需給バランスが変化し、従来どおりの判断が難しいケースが発生しました。こうした状況を受け、メルカリは、社会の中でマーケットプレイスが果たすべき役割や機能について、外部の視点も取り入れた議論を行うことにより、社会にとって必要なマーケットプレイスの姿を検討するための有識者会議を設立することにいたしました。
有識者会議では、経済学、企業倫理、ESG等の幅広い外部有識者の意見を交えながら、社会にとって必要なマーケットプレイスを創り上げるための原理原則を検討してまいります。有識者会議は今後、株式会社メルカリ 取締役メルカリジャパンCEO 田面木宏尚とともに定期的に会合を開き、9月末までに素案の提示を目指します。また、各議論のプロセスは随時公表していくことで、「メルカリ」が目指す循環型社会の実現だけでなく、業界全体へ貢献してまいります。
「マーケットプレイスのあり方に関する有識者会議」概要
<主な検討事項>
■ 個人間取引(CtoC)・二次流通のマーケットプレイスの機能・役割
・CtoC/二次流通市場の社会および経済における機能・役割
・コロナ禍の流通・取引など、直近で発生した社会課題
■ マーケットプレイスとしての原則(Principles)の検討
・前項を踏まえ、社会の公器としてのマーケットプレイスのあるべき姿とそれを実現するための原則を議論
<活動スケジュール(予定)>
※各議論のプロセスはメルカリのオウンドメディア等を通じて随時公開してまいります。
■ 第1回 8月初旬
テーマ:基礎的な事実関係の整理、社会の公器としてあるべき姿の検討
■ 第2回 8月下旬~9月初旬
テーマ:原則の素案の提示、議論
■ 第3回 9月末頃
テーマ:原則案の提示、議論
有識者会議メンバー(五十音順)
■ 慶應義塾大学・大学院商学研究科 准教授/ケンブリッジ大学訪問教授 梅津光弘氏(座長)
■ PwC Japanグループ サステナビリティ・センター・オブ・エクセレンス テクニカル・リード/
PwCあらた有限責任監査法人 パートナー 磯貝友紀氏
■ 法政大学 経営学部 教授 大木良子氏
■ 編集者/ファッション・クリエイティブ・ディレクター 軍地彩弓氏
■ 慶應義塾大学 経済学部 教授 坂井豊貴氏
■ 株式会社ウツワ代表取締役 ハヤカワ五味氏
■ 国際大学グローバル・コミュニケーション・センター 准教授 山口真一氏
※各有識者メンバーのプロフィールにつきましては、こちらの資料でご紹介しております。
参考資料:「マーケットプレイスのあり方に関する有識者会議」参加有識者一覧
メルカリは、今後も社会にとって必要とされるマーケットプレイスを目指し、循環型社会の実現に取り組んでまいります。